こんにちは。進学アドバイザーの山名です。

ついにこの4月、札幌大通吉田学園公務員法科専門学校が開校しました。

もちろん「修学支援制度対象校」です!

 

 

 

公務員になりたいと思ったものの・・・

 

公務員試験ってどんな試験なんだろう?

どういう流れで進むものなんだろう?

 

こういった疑問がある方は非常に多いかと思います。

そんな声にお応えして!今回からは公務員試験の内容について、前編・後編に分けてご説明します!

 

公務員試験というくらいですから、当然受験者には試験が課されます。

大きく分けると、筆記試験(一次試験)と面接(二次試験です。

筆記試験では学校で習っているような問題もありますが、公務員試験独特の問題も出題されるんですよ。

 

一次試験(筆記試験)について

国家一般職試験を例にとります。

ちなみに、試験は作文を除いてすべて5択問題・マークシートです。

 

①教養試験

【試験時間】90分

【出題数】 40問

 

教養試験で問われるのは、公務員として職務を遂行するために必要な知識(=一般知識)と、職務を遂行するために必要な処理能力や理解力(=一般知能)です。

一般知識分野社会科学政治、経済、社会、倫理、時事
人文科学日本史、世界史、地理、国語、英語
自然科学数学、物理、化学、生物、地学
一般知能分野数的処理数的推理、判断推理、資料解釈
文章理解現代文、英文、古文、漢文

 

 

②適性試験

【試験時間】15分

【出題数】 120問

※技術系はなしの試験です

 

適性試験とは、自治体が志望者の仕事に対する適性を調べるために行う試験です。

適性試験の内容は実施する自治体ごとに大きく異なることもあるので、受験予定の試験概要は、事前に必ず確認しておく必要があります。

公務員試験の適性試験は、事務処理能力を測る目的で行われる意味合いが強く、適性検査と呼ばれることもあります。

ただし、すべての公務員試験で適性試験が実施されるわけではありません。

また、ほとんどの公務員試験では適性試験よりも教養試験の方に比重が置かれていますが、足切りとなる基準点があるため対策が必要になります。

 

 

③作文

【試験時間】50分(二次試験で審査)

※テーマあり

 

作文試験とは、与えられたテーマについて個人的な意見や考え方を文章として記述する形の試験です。

作文試験と類似するものに「論文試験」がありますが、実は作文と論文では意味合いが全く異なります。

 

【論文】

→主観ではなくロジカル思考や客観的な事実を述べます。論理的に伝える能力が求められます。

 

【作文】

→個人的な意見や考えを記述するもの。

論文は根拠や客観的な事実・データをもとに、与えられた課題の答えを記述します。

自分の意見を伝える試験であり、主観的な意見を書くため明確な採点基準はありません。

作文試験で重要となるのは、自身の意見を正確な日本語や作法に基づいて、わかりやすく伝えることです。

 

また、細かな日本語の違いを明確に使い分けつつ、「段落変えの時は1マス空ける」などの作文の作法を守り、そして初めて読む人でもすぐに理解できるようなわかりやすい文章を作る必要があります。

作文では、序論(問題の再確認や簡単な結論など)、本論(問題に対する答えや背景にある経験や根拠など)、結論(まとめ)という流れを意識すると、わかりやすい文章を記述することができます。

 

 

④専門試験

【試験時間】100分

【出題数】 40問

※こちらは技術系のみの試験です

 

 

次回も引き続き、公務員試験の内容についてご紹介します!

お楽しみに。

 

 

 

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